少しのざわつきと落ち着きと

金木犀の香りがした。
秋が目の前に存在する事にハッとなった。

前回のブログでも書いたけれど、
私の心は世の中の喧騒に煽られてざわついていたけれど、
最近はSNSやテレビなどと距離を置くことで落ち着きを取り戻している。

情報社会とはいうけれど、
情報過多になりがちであると思う。

たくさんの情報を自分でコントロールしている気になって、
いつの間にか情報に支配されている。

次から次へと流れてくる情報を
自分の心の中でコントロールできなくなった私は、
心がホロホロと散り散りになっていく気がした。

これはいけないと、
静かな環境に２〜３日身を委ねた。

何も考えずに外の空気を吸いに犬の散歩へ出かけた。

心落ち着かず目の前がぼやけている私に、
金木犀は甘い香りを届けれくれた。
香りに気付きパッと上を向くと、
金木犀のオレンジ色の花が私を優しく元気づけている気がした。
その日は太陽の日差しも眩しかった。

私の目の前に存在していたのは
黄金の秋だった。
ぼやけていた私の目の前は、
パッと明るく輝き出した。