どうしようもなく嫌味な女
今日は朝方の呟きからもわかる様に、
肩を痛めてしまって、
娘の夏休み初日だというのに
全く機能不全な母親に成り果てていました。
そこで娘が機転を利かせてくれて、
「ママ、地元の温泉施設に行こうよ」と
提案してくれた。
自転車で15分そこそこ、
行政管轄の施設だから派手さは無いが、
人混みが大嫌いな私にとって、
逆にゆったりお湯に浸かれて大好きな場所である。
この娘の機転が大当たりで、
温泉はとても気持ちが良かったし、楽しかったし、
朝方から痛めていた肩も気持ち痛みが和らいだように思った。
「いやぁ、来て良かったねぇ!気持ち良いねー!」
と娘と温泉を出た後、
ドライヤーで髪を乾かしながら話をしていた。
私たちがドライヤーを終わると同時に、
「あ!やっと終わった!」
と、年配の女性が
私達が今まで2人1個で使っていたドライヤーを
使い始めた。
私達が使っていたドライヤーとは別に
ドライヤーがあるにも関わらず、
そんな事を大きい声で言うのである。
私は思った。
「キタキタ。こういう嫌味な人キタキタ」
こう思うのは不謹慎かもしれないが、
この温泉施設に行くと、
高確率でこういう方がいらっしゃる。
「肌が汚い人が入ってきたから一緒に入りたく無いんだよ!」
と受付に文句言っている人も見たことがある。
買い物とか道端で通り過ぎただけでは
中々気づくことのできない人間の本性が、
この温泉施設という場所で堪能することができるのだ。
素晴らしき、温泉施設。
話のネタの宝庫である。
こんな視点でその人達の事を見ている私が、
1番どうしようもなく嫌味な女なのかもしれない。

東京都在住のフリーのイラストレーター/グラフィックデザイナー。
一児の母。
日々一日、丁寧に暮らすことが好き。
趣味はバレエ・ミュージカル・舞台鑑賞。
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